二進は、道路工事に総合的に携わる生活基盤の創造企業です。半世紀にわたって専門的な高い技術力で道路工事に携わってきた当社は、道路におけるインフラ整備を通して安全・快適な社会の発展に広く貢献しています。道路工事は、規模や施工時期、コスト、現場環境など、さまざまな条件にマッチした技術や工法が求められます。だからこそ僕が、どんな仕事もこなせるように、社員全員を、この業界で恥じない一流職人に育てあげます。二進には「人を育てる文化」があり、なんなら「業界で一番人が育つ会社」と言いきってもいい、と自負しています(笑)。
人が育つためには、体験してもらうことが大切です。だから現場の応援にいったときも、僕は一番簡単なスコップの仕事をやります。全ての機械を動かせる技術を持っている僕がなぜ、皆がやりたがらない仕事をするのか。それは僕がフォローに入った分、新人達に次のステップに挑戦してもらうためです。もちろん新人ですから失敗します。失敗するのを待って、失敗の直し方を教える、それが僕の人の育て方です。今の時代、上から見ていて怒鳴るだけでは人は育ちません。むしろ人は怒られたくないから、怒られそうなことはしない。失敗してしまうかもしれない挑戦することからも逃げてしまいます。今まで出来なかったことが出来るようになる成長は、出来ないことへの挑戦がなければ、決して成しえないことです。各人の意識をくじけさせず、挑戦したいという想いを伸ばすからこそ、果敢に挑戦して失敗し、やがて失敗をしなくてもきちんと仕事をこなすことができるようになると考えています。
成長したい、挑戦したいと考える人たちがいる環境で仕事をするからこそ、成長することが当たり前になり、会社全体のレベルもあがります。そこで大切なのは「自分さえ、成長できればいい」「自分の技術さえ磨かれれば良い」ということではないことです。社内の誰かが困っていたら助ける、困っていたら仲間に助けてもらう。それができなければ、いくら技術があっても会社として良い仕事をすることはできません。
僕は21歳で二進に入社して、30歳までの約10年間はカッター工事ばかり、その後、舗装工事部に異動し、スコップによる舗装から始め、技術を一から勉強しました。舗装工事を手掛けるなかで、うまく壊せないことが色々と出てきました。そこでカッター担当の人に注文を出すことが多くなってきて、「カッター工事→舗装工事」という道路工事の流れを組んで指導するようになり、今では皆がその考え方を実践し、次の工程の人がいかにやりやすくできるかを考慮して仕事を進めるようになりました。
二進は自社内のみならず、共に道路工事に携わるお客様にいかに喜んでいただけるかが理解できていることが大きな強みです。またそれができるのも道路工事を総合的に手掛ける当社だからこそ。大手では担当した仕事しかできませんが、二進ならば、道路工事の一連の作業を何でもできるチャンスがあり、いろいろな重機も触れ、技術をつけることもできます。当社の職人達は基準が高い。どこの会社にも負けないと胸を張って、自慢できます。
社会的な役割を果たしているという満足感も二進で働く、大きな醍醐味だと思います。社会に役立つ仕事や活動を通じて人々に喜んでいただく。そうして得た利益を、新しい事業への挑戦や自分達の待遇改善に活用する。社員のみんなが楽しい人生を過ごせる場所を提供したい、二進で働く人生で良かったと思える場所を提供したい、と考えています。二進には互いに助けあうことで、苦しい時も耐えて乗り越えられる環境があります。そんな当社の考え方に賛同し、「自分もメンバーの一員となって、その実現のための力になりたい」と、共に頑張っていける仲間との出会いを楽しみにしています。