二進で活躍していた友人から誘われて入社。前職を辞めたいと考えていたときに、イキイキと楽しそうに働く友人の姿を見て興味がわき、また寮があることにも魅力に感じ、転職を決意。現在、勤続20年。
工業用ダイヤモンドを使って、道路や構造物の切断・穴あけを行う事業部で主任を務めています。例えば、ガスの配管を施工する場合ならば、ガス管を通せる状態にするまでが私たちの仕事になります。
いつも皆さんが歩いている“道路を切る”という仕事は、ショベルカーなどで行う舗装工事と違って、イメージしにくいかもしれません。使用している専用の機械も、ぱっと見ただけでは地面に沿って動かしているだけですから何をしているのか、わからないですからね。刃を地面から抜いてあげたときに、実はでっかい刃を使って切っているんだ!と驚かれると思いますよ。
新しいものをつくるときには、まずは今までのものを壊す必要がありますから、私たちがカッターで切ることが、新しい未来を切り拓く第一歩となります。専門技術を発揮して、社会的に意義のあるインフラを整備する大事な仕事だと誇りを持っています。
また土木業界は朝8時から夕方5時までみっちり現場で働くものと思われがちですが、当社の仕事の場合、午前中でパッと切って帰社できる日もあります。プライベートを楽しむゆとりがあるのも魅力です。
機械を操作し、図面通りの長さと深さに、正確に道路をカットしていくには、体力的なことと、技術的なこと、両方が必要です。カッター工事について、当社が取扱う機械の種類や工法、安全教育、具体的な仕事内容など、少しずつ身につけていきましょう。
実を言うと私自身も最初、「無理!できない」と思いました。すごく大きな重い機械ですし、しかも現場は基本一人で作業になりますので、頼れるのは自分自身だけ、なんですね。不安でしたが、先輩がしっかり教えてくれますので、安心して飛び込んでみてください。技術を習得した後は、機械や工法はさまざまなので仕事に飽きることがありません。建設業界の中でもニッチでレアな分野ですので、プロとして活躍していると実感できます。
私たちの仕事は、一人で現場作業するのが基本です。だから現場では自分自身が二進を代表して作業していると意識しています。道路工事は、モノづくり事業でありながら同時にサービス業でもありますから、お客様に対する言葉遣いにも気をつけます。 さらには穴を掘って埋めてという時間が決められたなかでの作業ですから、より早く仕事を終わらせて現場から撤退することが、次の作業を行うお客様にとってプラスになります。お客様の作業時間が増え、その分、余裕につながるからです。早く切って、早く現場から去り、次にバトンタッチすることを常に意識しています。
仕事が美しく、かつ早いことは二進の強みとなっています。そのためにも重機はいいものを厳選して使用していますね。刃物や包丁でも切れ味がいいものと悪いものでは作業効率が格段に違いますから、切れ味がいい、高額の道具を用いて、工事を行います。すごく硬い素材を正確に切る、機械が入らない狭い場所も美しく細かく切る、それを可能とするのも良い設備と、使いこなせる技術があるからだと思います。
技術を継承できるスタッフを増やしていきたいですね。道路を切るといっても、ただ切るだけではダメです。熟練の工事職人が見ると、単に切っているだけか、先の工事のことを予測して切っているかは、一目瞭然です。他社が納得できる施工を、自分一人で出来るようになるまで、年月をかけて技術を学んでいく必要があります。例えば、使用している機械が壊れた場合も、すべて自分で対処しなければなりません。メカにも詳しく、ノウハウを熟知して、どんな状況になっても判断して対処できるようになるまで最低でも5年はかかります。様々な案件や現場を経験し、イチからコツコツと学び、成長してもらいたいと思います。
若い人が希望です。夏場の暑い時期や冬場の寒い時期も関係なく、屋外での作業になりますので、高齢者には厳しいかもしれません。技術は入社後に教えていきますので、経験者でなくてもOKです。当社は色々な工事に携わっていますので、一つの施工しか出来ないとか、やりたくないという経験者よりも、むしろ何でもすべてこなしていけるようになりたいという意欲のある人がいいですね。
私自身、現場の作業員として入社し、今では部長という立場までキャリアアップすることができました。頑張れば、誰でも昇進の舞台が用意されている会社です。社長が皆をしっかりとみてくれて、評価もきちんとしてもらえる環境ですから、やる気もわき、仕事に励むことができると思います。
工事主任になったこと。
2021年7月から部署を統括する立場に就きました。主任職として経験はまだ浅く、しかも部下はすべて自分より年上の作業員という環境で、最初は戸惑うこともありましたが、最近は言わなければいけないことをしっかり言えるようになってきました。もちろん人生の先輩ですから一方的に頭ごなしに言うのではなく、相手と深いコミュニケーションがとれるようになってきたことで、以前と比べて自分が成長できていることを実感しています。